皆さん、おはようざいます!こんにちわ!こんばんわ!
今回の政府の、水害の対応のお粗末さに、怒りが込み上げてくる今日この頃ですが、皆さんの家や街はだいじょうぶでしたか?
市町村から配られていた、ハザードマップを、今一度、見直してみると、僕の家はしっかりと“イエローゾーン”に入っていて、びっくりしました。
そういえば、深夜2時くらいに、役所の方が車で周られていたのに、「こんな夜中に、なにごとや?!」と、1度は起きたものの、睡魔には勝てず、2度寝してしまったことを、後悔しています。
次回からは、ちゃんと非難する事を家族で決めました。
皆さんも、今一度、ハザードマップを見直してみてはいかがでしょうか?
さて、話はそれましたが、今回は長年気になっていた、『千と千尋の神隠し』の謎にせまりたいと思います。
※今回も、実在する映画・人物・文献を除き、これから語る全ては、個人の空想ですので、アツくならずにお読み下さい。
最初に『千と千尋の神隠し』とは・・・
『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)は、宮崎駿監督(以下、カントク)の2001年に公開された、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。日本歴代興行収入第1位。・・・って、皆さんも、よくご存知ですよね・・・。
そもそも、僕が気になっていた、『千と千尋の神隠し』の謎とは・・・
※ここからは、ネタバレにもつながりますので、(もう観たとは思いますが・・・)観ておられない方は、必ず1度は、本編をご覧になった後にお読み下さい。
僕が気になっていた謎とは、神隠しの場所はあるのか?とか、カオナシは何者か?とか、ハクの正体は?(少々気になるが・・・)とかではなく、『千尋が最後に、なぜ多くの豚の中から、両親を1回で見つけられ(正解でき)たのか?』という事です。
おれだ~!ぶ~!! わたしよ!ぶ~!!
ググるといろいろ出てきましたが・・・
〇1番多かったのが、千尋が(大人に)成長した説。
ただ、この映画のパンフレットには、
~ 現実がくっきりし、抜き差しならない関係の中で危機に直面した時、千尋本人も気付かなかった適応力や忍耐力が湧き出し、果断な判断力や行動力を発揮する生命を、生きる力を自分が抱えている事に気付くはずだ。
この映画は千尋の成長物語ではない ~
とあるようです。
と、いうことは“成長説”は、カントク自らが却下していると思われます。
〇あと、不思議な世界の洗脳が解けた説。現実に戻った説。
両親は、もともと人間なのだから、豚であるわけがない!と言いたいんでしょうね。“直接説”と名付けたい。
ただね~、カントクがそんな“芸のないオチ”をつけるのかな~?と、僕は思うのですよ。2時間以上の映画を作ってまでして。
それに、まだ森も抜けていなかったし。
〇銭婆に貰った髪留(かみどめ)の魔力説。
僕も、つい最近まで思っていた説です。
合理的で、理屈も通じると思っていました。
ただね~、「ぜったいか?」と言われると、「う~む・・・」となってしまう。
文学的でも、芸術的でもないというか・・・
ここで皆さんも、1度答えを用意してみてください。
さらにググッた有望説
どうも、カントクが、ある本のインタビューの中で、
『千と千尋の神隠し』が公開されたときね、最後の豚の集団を見て、千尋がお父さんとお母さんがそこにいないとなぜ分かったのか説明していない。論理としておかしいと、説明を求めるタイプの人達がいる。でも、僕はそういうのを大事だと思ってないから。これだけの経験を経てきた千尋は両親がいないことが分かる。なぜ分かるか、でも分かるのが人生ですよ。それしかないんですよ。そんなにここが欠けてて、あそこが欠けててって指摘ができるなら、観客が自分で埋めればいいんだから。僕はそんなところに無駄な時間を費やしたくないんですよ。
と、答えられていたようです。
もしかして、ポカって何も用意されていなかったとか・・・?!
いやいやいや、ないから、カントクはそんな人ではない・・・と、思う・・・よ。
そしてこちらは、スタジオジブリから返信を頂いた方がおられたようで、そこには、
千尋が特別な能力を身につけたから、両親を豚と見分けることができたのではありません。
10歳の女の子が数々の危機をくぐり抜けて、「生きる力」を獲得したら、みんな自然とそれができるはず、というのが宮崎監督の答えです。
と、書かれていたようです。
そういえば、“男性にはない、女性だけが持っている力がある。”と、別のインタビューでカントクが語っていたような・・・。
どうですか?
いま1度おたずねします。皆さんの答えは出ましたか?!
1人FBIの見解
僕の新たな見解にあたって、2つの物語を思い出しました。
1つは芥川龍之介の小説『羅生門』で、たしか高校の時の国語の教科書に、載っていました。
羅生門に居る、老婆と下人の話ですが、芥川龍之介は、『下人の
では、この後“下人”はどうなったのでしょうか?どこへ行ったのでしょうか?
高校当事、テストにも出ましたが、答えは、
『誰も知らない。』
でした。
いじわるな問題だと言えばそれまでかも知れませんが、『誰も知らない。』と結ぶ事によって、“下人”に意識を持たせ、生命を与え、物語をリアルにすることができます。
つまり、“誰も知らない=下人にしかわからない”事により、“下人”は生きているということになるのです。
今回の、『千と千尋の神隠し』の場合、“千尋にしかわからない”のではないでしょうか?
そして、もう1つの物語は、映画『アメリ』です。
少し、ネタバレにもなるのですが、病気で外出できず、部屋の中で絵を描いている老人、レイモンが、ある日、自分が描いた絵の中の少女が
「彼女はどんな娘で、何を見ている?」
と、アメリに尋ねるシーンがあります。
そこで、アメリはその絵の中の娘について、いろいろ答えるのですが、実は、アメリ自身について語っている事にもなるのです。
で、今回の『千と千尋の神隠し』の謎の答えにも、これがあてはまると思うんですよ。
たぶん今回の、人それぞれの答えには、自分自身が反映されています。
知能や知識、性格、メンタル面、感性、芸術性もさらけ出す事になっていると思うんです。
恋人や、友人に今回の質問をしてみて下さい。
その人の“人となり”を発見できて、楽しいと思いますよ。
最後に1曲
今回はこの辺で・・・
Have a sweet dreams!💮